『ちちんぶいぶい秩父~♪』のCMですっかり有名になった秩父へ行ってきました。
わたしの家からは1時間ちょっとのプチドライブです。
目的地は金運アップのパワースポット聖神社(ひじりじんじゃ)!
なので、そのご利益はいかがなものなのかを実際に行って確かめてきました。
- 聖神社はどんな神社なの?
- 聖神社へのアクセスは?
- 駐車場はあるの?
- 聖神社と『和同開珎』の関係は?
- ご利益を受けるには何をすればいいの?
そんな疑問を解決します♪
聖神社がどんな神社かを知ってバッチリご利益をいただこう!
秩父市黒谷にある聖神社。
アクセスは秩父市内より国道140号線にて長瀞方面に向かい約15分、関越自動車道の花園インターからは国道140号線にて秩父市方面に向かい約40分です。
電車の方は秩父鉄道の和銅黒谷駅より徒歩約5分なので、ゆっくりと散策しながら歩いてくるのもいいかもしれませんね。
聖神社は国道140号線から少し横道に入った簑山(美の山)の麓に静かに鎮座しています。
国道から数十m入っただけなのに神社の周りはとても静か。
神社前には10台分ほどの無料駐車スペースが用意されています。
参拝者はここに車を停めますが、かなり狭めなのでご注意ください。
駐車スペースの向こうに境内に向かう石階段と鳥居、そしてはためく眩い黄色のノボリが目に入ってきます。
黄色は金運アップの色。期待で胸が高鳴ります♪
途中の手水舎でお清めをして、更にその先の石階段を登りきると真正面に拝殿が姿を現します。
木々で囲まれた境内は決して広くはありませんが、静かで厳かな空気感をしっかりと感じとることができます。
少しひんやりした神社特有のあの空気感です。
ヒルナンデスで取り上げられたこともあり、この日も参拝者がたくさん。
御朱印を求める方も多く、境内は参拝者でかなり賑わっていました。
聖神社は『和同開珎』ゆかりの神社
拝殿の横に『和同開珎』のモニュメントがかなりの存在感で建っています。
このモニュメントを見れば、誰もが「聖神社と『和同開珎』は何か関係があるんだろうな」と想像できちゃいますよね(笑)
その関係は歴史上でも大きな出来事であり、聖神社の創建に関わる興味深いものでした。
『和同開珎』は誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そう、日本で最初の貨幣と言われているのが『和同開珎』ですよね。
遡ること1300年前、貨幣の原料となる和銅(ニキアカガネ)がここ秩父市黒谷で発見され、朝廷に献上されたのでした。
元明天皇の喜びは大変なもので、元号を「慶雲」から「和銅」に改元したほど。
実はこの時代は本格的に律令国家への動きが進んでいる時でした。
そんな中でグッドタイミングな和銅の発見。
自分の国でお金を造って流通させれば、自然と国は栄えていきますから天皇が改元するほど歓喜したのも納得です。
その後、唐の『開元通宝』(621年発行)をお手本として造られたのが『和同開珎』です。
和銅発見の際、祝典のため近くの祝山にお宮が建立されました。
そのお宮を現在の地に遷し、聖神社と称して創建されたのが708年2月13日のことになります。
つまり、聖神社は日本で最初の貨幣『和同開珎』の誕生の地なんです。
その後、貨幣の流通が順調に進んだかと思いきや、なかなか難しかったようです。
なにせ貨幣という概念がない時代。
流通の手段は物々交換などが主流だったのですから、急に貨幣と言われても国民は「何のこっちゃ?」だったに違いありません(笑)
我が国で貨幣の価値が定着するのはもう少し先のお話となります。
これは珍しい!ご神宝は百足(ムカデ)
自然銅が発見され、祝典の際に元明天皇より御神体として賜ったのが和銅石13個と雌雄一対の和銅製蜈蚣(百足=ムカデ)でした。
これに関しては、通常祝典の際は文武百官(たくさんのお役人)を遣わすところ、ムカデを百官に代えて参列したという言い伝えが残されています。
ムカデは百足とも表記するところから百官に例えたんですね。
まあ、当時は現代のように素早く確実な移動手段なんてありませんでしたからねぇ…納得です。
また、銅の採掘穴が百足の姿に似ているところから百足穴と呼んでいたことに由来するとか、繁殖力が強い百足のように鉱山も長く栄えるよう祈ったことからとも言われています。
いずれにせよ百足と鉱脈にはこんな深い繋がりがあったんですね。
もし、元明天皇がこれらすべてを鑑みた上でご神宝に百足を下賜されたとしたならば、彼女はとても博識で聡明な人柄だったということになりますね。
ご利益は金運アップ!!
聖神社の別名は『銭神様(ぜにがみさま)』。
ここにも御神宝の百足になぞらえた由来があります。
お金のことを〝お足(おあし)〟ということはご存知でしょうか?
お足は、もともと女房詞。お金はあたかも足が生えているかのように行ったり来たりすることから、お金を「足」にたとえ、女房詞なので接頭語の「お」が付いて「お足」となった。
出典元:語源由来辞典
つまり「ムカデは足がたくさん」=「お金がたくさん」ということから、ムカデはお金儲けに関してご利益があると言われているんです。
聖神社には金運アップグッズがたくさん!
お守りにお札、ハンカチ、宝くじ入れなど、そりゃあもう色々なグッズが揃っています。
中にはムカデが描かれたお守りも。
そのほとんどが眩い黄色をしていて見るからに効果絶大!
黄色は風水的にも最強の金運アップ色と言われていますからね。
わたしもご利益に授かろうとお守りと絵馬を購入。
絵馬は一般的な五角形のものと『和同開珎』をかたどったものの2種類から選べます!
ここは迷わず『和同開珎』型の絵馬を選び、丁寧に心を込めて願い事を書きました。
境内にはそれはたくさんの絵馬が奉納されています。
その中に「宝くじで1等が当たりました」とか「仕事が大成功しました」などの感謝が書かれている絵馬の多さにビックリ!!
それまで半信半疑だったわたしの心が揺さぶられました。
よし!ここは『信じるものは救われる』でいくことにしよう!
聖神社に訪れてみて、金運アップのご利益を受けるためには心を込めた参拝と信じる思いが1番の近道のように感じました。
こちらもおすすめ!和銅露天掘り跡
聖神社より徒歩15分のところに『和銅露天掘り跡』があります。
『露天掘り』の意味は
石炭や鉱石などを、坑道を作らずに地表から直接に掘り進んで採掘すること。鉱床が浅くて広い場合に行われる。
出典元:goo国語辞典
日本最初の貨幣『和同開珎』の原料となった自然銅(ニキアカガネ)が発見された場所が今も残されているんです。
ちょっとだけ気合が必要です。
聖神社の前の車道を山に向かってゆっくり10分ほど登ると右側に案内板が立っています。
この案内板から沢に向かって下っていくと、目の前が開けドドーンという感じで『和同開珎』の巨大なモニュメントが姿を現します。
と思ってしまいましたが、こちらのモニュメントはかなり大きくて立派。
ご利益があるのか、たくさんのお賽銭が積み上げられていました。
そこから更に山道を登っていくと『和銅露天掘り跡』に到着。
登ったり下ったりとちょっと大変なのですが、歴史的価値のあるむき出しの採掘跡を間近で見ることができる機会なんてなかなかありません。
今から1300年前にこの場所で確かに誰かが自然銅を採掘していたんです!
時代は違えど、歴史が動いた大発見のあった空間に立つことができるなんてスゴイことですよね。
時間的に余裕があったなら、ぜひ足を伸ばしてみてください!
聖神社の詳細情報
名 称 | 聖神社(ひじりじんじゃ) |
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所在地 | 埼玉県秩父市黒谷2191 |
ご利益 | 金運アップ |
駐車場 | 無料(10台ほど停められますが狭めです) |
まとめ~聖神社は参拝者の感謝の言葉に埋め尽くされた金運スポットです~
金運のご利益ありと聞くと興味が沸いてきませんか?
わたしも半信半疑でしたが、実際に足を運び、願いが叶い感謝の言葉が書かれた多くの絵馬を目の当たりにすると「これは本当にご利益あるかも」と思うように。
金運アップのご利益は他にも有名な神社がありますが、ここ聖神社には地からのパワーを感じずにはいられません。
もしかしたらそれは自然銅(ニキアカガネ)のパワーなのかもしれません。
そして、日本で最初の貨幣が誕生した地ということも忘れてはいけません!
お金との関わりがこれだけ深いということは、『金運アップのご利益あり』は本当かもしれませんね。
みなさんも聖神社に参拝した際は、このご利益が本当かどうかを実際に体験してみてください。
今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
お届けは秩父大好きくまこ(kumako_1015)でした。
この度、旅行サイト『Trip-Partner』にて記事を書かせていただくことになりました。
旅行情報をチェックしたい方、ぜひ見てみてください♪